納豆は日本の国民食として古くは江戸時代から親しまれている食べ物です。
値段もそれほど高くなく、健康にも良い納豆ですが納豆を食べるとどのような健康効果が得られるのでしょうか?
納豆の栄養

納豆にはカルシウム、ビタミン、カリウム、マグネシウム、鉄分、食物繊維、タンパク質等の栄養素が含まれています。
特に納豆にはビタミンK2という成分が含まれていて、骨粗しょう症の予防にも効果があります。
そして、納豆には「ナットウキナーゼ」という納豆菌も含まれています。
ナットウキナーゼとは納豆のネバネバしたところに含まれている納豆にしか含まれていないタンパク質分解酵素のことです。
ナットウキナーゼの効果

ナットウキナーゼは血栓を溶かす効果があり、血液をサラサラにしてくれます。
脳梗塞や心筋梗塞、血栓症の予防効果があるうえに、整腸作用や抗酸化作用もあるすぐれものです。
納豆にしか含まれていないので納豆が苦手な方は摂取することが難しいのですが、現在はナットウキナーゼのサプリもたくさん販売されているのでそういうのも利用すると良いでしょう。
納豆はいつ食べるのが良い?
納豆には心筋梗塞や脳梗塞、血栓症を予防する効果があるのは分かりましたが、いつ食べるのが効果的なのでしょうか?
ナットウキナーゼが血栓を溶かす効果は、納豆を食べてから12時間程度持続するそうです。
一般的に、心筋梗塞などの疾患は朝に起こりやすいといわれているので納豆は夜食べた方が効果的ということになります。
納豆でガン予防
納豆は大豆から出来ているので、イソフラボンがたっぷりと含まれています。
イソフラボンには女性ホルモンの分泌を抑える作用があるので、乳がんの予防効果があることが分かっています。
また、乳がん以外にも前立腺がんやその他のがんの予防効果もあるといわれているので、なるべく毎日食べることがおすすめです。
最後に
納豆はたくさんの栄養をバランスよく含んだ栄養価の高い食べ物です。
心筋梗塞や血栓症など血液をサラサラにする効果や整腸作用、さらにがんや骨粗しょう症の予防効果もあるので積極的に食べることが望ましいです。
納豆は古くから食べられている万能食品です。
日本人が長寿である要因の1つには納豆も関連しているかもしれないですね。