人類が火星に住む時代が近づいてきました。
オランダの民間非営利団体である「マーズワン」が2025年までに人類を火星に住むことを目的としています。
これは火星旅行ではなく、火星に永住するということです。
2013年に移住希望者を募集しており、約20万人もの移住希望者の中から1058人が選ばれたようです。
その中には日本人の移住者も10人含まれているそうです。
20万人が多いか少ないかはわかりませんが、火星に永住するという決断はなかなかできないですね。
いまのところ一度火星に住むともう地球に戻って来ることはできないそうです。
火星の厳しい環境
火星は他の惑星と比べると地球の近くにあり、四季がある等地球と似ている部分が多い惑星とされています。
しかし、似ているとはいっても火星の気温はマイナス40度以下で、重力は地球の1/40しかありません。
また、火星の大気の成分はほとんどが二酸化炭素で酸素がほとんどないので、満足に息をすることもできません。
それに農作物も何も育っていないので、一から作り出す必要があります。
もちろんこれらの解決法も見つけられてはいるようですが、果たして計算通りに行くのでしょうか?
火星に住むと健康状態はどうなる!?
火星に住むと健康にどのような影響があるのでしょうか?
まず、重力が地球の約40%しかないので筋肉や骨が弱ってくるので、骨粗しょう症や筋力低下が引き起こされる可能性があります。
また、火星に到着するまでに大量の放射線を浴びることになるので、がんリスクが増加する可能性もあります。
もしかすると、火星に到着した時点でほとんどの移住者が絶命しているという可能性も考えられます。
それと地球から火星に行った人たちは問題ないですが、もし火星で子供が生まれた場合胎児や子供が育つ過程で健康状態に何か影響がある可能性もあります。
こればかりは、実際に人類が火星に住んでみないと分からないでしょう。
いずれにしても地球とは環境が異なるので、地球人と同じように育つ可能性は低いと思われます。
最後に
あと10年で人類が火星に住む日がやってくるかもしれません。
実際に住んでみないと分からないこともありますが、最初に火星に住むというのは精神的にも肉体的にもかなりリスクを伴うことでしょう。
ところでもし火星で生まれた子供がいたとしたら、地球人ではなく火星人として分類されるのでしょうか?
いずれ火星人が地球にやって来る日が来るかもしれませんね。