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エベレストで死に至る病気とは?登山で発症する様々な症状

昨日「エベレスト3D」の映画を見てきました。

3D版で見たのですが、やっぱり迫力がありますね!

それにしもてこの映画を見るとエベレストの登頂に成功するというのがどれくらいすごいことかが分かります。

申し訳ないですが、富士山に登るのが可愛く思えてくるくらいです。

ところで、エベレストは世界一高い山で登頂するのが難しいというのはほとんどの方が知っていると思いますが、実は世界一登るのが難しい山はエベレストではないそうです。

世界一登るのが難しい山とされているのは「K2」という世界で2番目に高い山で、パキスタンと中国に間にある標高8,611メートルの山だといわれています。

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なぜエベレストより低いK2の方が登るのが難しいのかとういうと、K2の方が気候の条件が厳しく雪崩や滑落の危険性も高いというのが理由です。

さて、エベレストをはじめとする高い山に登るのがなぜ難しいのかというと、単純に山の斜面が急であるというだけでなく標高の高さで様々な病気になってしまうということもあります。

エベレストの頂上の酸素は地上の3分の1

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エベレストの頂上まで行くと、酸素が地上の1/3まで薄くなります。

日本一高い山である富士山でも地上と比べると60%くらい酸素が薄いと言われています。

高山病になる高さは?高山病になるとどうなる?

よく高い山に登ると高山病になると言われますが、高山病は標高何メートルくらいからなるのでしょうか?

一般的に高山病は標高2,500メートルの高さから発症する可能性があります。

そして、高山病になってしまうと頭痛、疲労感、吐き気、不眠、眠気、疲労感、顔や手足の浮腫などの症状が現れます。

通常であれば数日以内に回復するのですが、重症化すると死に至る可能性もある病気です。

その他にも酸素が薄くなると、心筋梗塞や脳血栓になたったり、脳浮腫や肺水腫になって死に至ることがあり、エベレストや高い山に登ることがいかに難しいことかが分かります。

デスゾーンではどうなる?

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デスゾーンというのは標高8,000メートル以上の高さの山のことで、この高さまで行くと人間の身体は高さに対応できなくなります。

このデスゾーンでは気温がマイナス40度近くにもなり、重量の感じ方も3倍近くになるそうです。

デスゾーンというだけあって、登頂と下山に成功出来なかった登山家たちの遺体もたくさん放置されているようです。

凍傷で手足を失うことも

映画、エベレスト3Dでも「ベック・ウェザーズ」が凍傷で鼻と両手の指や両足の一部を失ってしまいました。

日本人でも「栗城史多」さんがエベレストで両手指の9本を失ったことが記憶に新しいです。

しかし、凍傷で手や足を切断するというのは重症であり、凍傷になったからと言って必ず凍傷になった部分を切断する必要はありません。

軽度であれば適切な治療を行うことで回復することも可能です。

ただし、組織が壊死してしまっていると切断するしかありません。

また、凍傷はマイナス4度以下で長時間曝されると発症する可能性があるそうなので、地上でも凍傷になる可能性はあります。

冬に手足が冷たくなってきた場合は気を付けましょう。

最後に

エベレスト3Dの映画を見ると、いかにエベレストの登頂が苛酷で難しいのかが分かります。

最近は登山ブームで軽装で山に登る人が多くて遭難する人も多いそうですが、それほど高くない山でも山登りは思っているより過酷です。

登山に行く場合は十分に事前準備をしてから臨みましょう!