この時期になると、インフルエンザの予防接種が話題になってきますね。
インフルエンザは11月~4月くらいの期間に流行する急性感染症です。
インフルエンザは風邪とよく似た症状が出ますが、風邪とは異なる病原体であるインフルエンザウイルスの感染によって発症する病気です。
みなさんもご存知だと思いますが、インフルエンザは飛沫感染や接触感染が感染経路となるので手を良く洗ったりマスクをすることで感染リスクがかなり低下します。
インフルエンザは通常1~4日間体内に潜伏し、その後高熱や筋肉痛等の症状が出てきますが、健康な成人であれば1週間程度で治癒するのもインフルエンザの特徴です。
ただし、毎年インフルエンザで亡くなっている方もたくさんいるので、特に高齢者等はインフルエンザにならないように流行する前に予防接種を受けておくのが良いでしょう。
インフルエンザは予防接種を受けてから2週間後くらいに効果が現れるそうなので、インフルエンザが流行りだす前に早めに予防接種を受けた方が良いですね。
痛くないインフルエンザ予防接種
インフルエンザの予防接種といえば、「痛い」というイメージがある方も多いのではないでしょうか?
痛いから予防接種をするのが億劫になっているという方も多いと思います。
しかし、そんな方に朗報です。
今、次世代ワクチンとして注目されている「経鼻ワクチン」というものがあるのですが、「経鼻ワクチン」は注射をする必要がなく鼻からワクチンを注入するだけなのでわずか数秒で終わってしまいます。
さらに、早く終わるだけでなく痛みもないので注射が苦手な方や特に小さい子供には重宝されそうです。
ただし、「経鼻ワクチン」はまだ国内では認可されていなく、輸入品ということもあって数が少ないうえに副作用が出ても国の保証が受けられないというデメリットもあります。
今後「経鼻ワクチン」が国に認可されてインフルエンザの予防接種として使用できるようになれば躊躇することなくワクチンを受けることができますね。
結果、予防接種を受ける人が増えてインフルエンザの患者数も減少するかもしれません。
インフルエンザの予防接種を受けていてもかからないわけではない
「インフルエンザの予防接種を受けたからもう安心」
と思っている方が多いと思いますが、実はインフルエンザの予防接種を受けていてもインフルエンザにかかりにくくなるというだけでかからなくなるというわけではありません。
あくまでもインフルエンザにかかりにくくする効果と、発症しても症状が軽くなるという効果があるだけなのです。
インフルエンザ予防接種の値段
インフルエンザの予防接種は2回接種することで予防効果が大幅にアップするのですが、気になるのが予防接種の費用です。
もちろんインフルエンザワクチンの予防接種は受けておいた方が良いのですが、厚生労働省がワクチンの効果を高めるために今シーズンからウイルスに対応できる型を4種類に増やしたため値上がりしているという現状があります。
今年は平均的に500円~1000円程度値上げしている病院が多いそうなので、ちょっとでも安く予防接種を受けたいのであればあらかじめ問い合わせておくのも良いかもしれません。
他にワクチン不足も懸念されているので、予防接種を受ける予定があるのであればなるべく早めに受けておきましょう。