コーヒーと健康
コーヒーは世界各国で飲まれている飲み物で、日本にも数多くのコーヒー専門店があります。
インスタントコーヒーであれば自宅でも気軽に飲むことができ、職場でも気軽に飲むことが出来るので現在人の多くの人がコーヒーを飲んでいます。
また、コーヒーはダイエット効果があるとか、コーヒーを飲むと癌の予防になるとかいろいろ健康に関する体に良い影響があるという情報もありますが、実施はどうなのでしょうか?
そこで本日は、コーヒーと健康について紹介していきたいと思います。
コーヒーを飲むと体にどのような良い効果があって、どのような悪い効果があるのでしょうか?
コーヒーの種類とコーヒーに含まれる成分

みなさんご存知の通り、私たちが普段飲んでいるコーヒーというのはコーヒー豆を挽いて抽出することで出来上がります。
また、コーヒー豆には200種類以上の種類があるといわれており、それぞれの豆で香りや味が異なります。
それでは、コーヒー豆にはどのような成分が含まれているのでしょうか?
実はコーヒーは焙煎する前の「生豆」と焙煎後の「焙煎豆」で成分が異なります。
そもそもコーヒーは生豆の状態では私たちが普段楽しんでいるあの香ばしいコーヒーの良い香りはせず、色も青っぽく青臭いニオイがします。
生豆を焙煎することで成分が化学変化を起こすことで、あのコーヒーの香ばしい風味が出てくるのです。

生豆の成分は焙煎豆と比較して「多糖類」が占める割合が多く、「タンパク質」と「脂質」の割合が低くなります。
カフェインは焙煎してもあまり変化はありませんが、その他の成分はほとんど変化を示しています。

引用:全日本コーヒー協会
おそらく、ほとんどの方はコーヒーの成分といえば「カフェイン」と連想すると思いますが、実はいろいろな成分がたくさん含まれていますね。
ちなみに、ある情報筋ではコーヒーには1,000種類もの成分が含まれていると紹介されていました。
あんな小さい豆に1,000種類の成分が含まれているなんて驚きですね!
コーヒーの健康効果
それでは、コーヒーを飲むと健康にどのような影響があるのでしょうか?
コーヒーとがん予防

コーヒーにはがんを予防する効果があると言われています。
コーヒーの摂取と死亡率について調査した研究では、コーヒーをほとんど飲まない人と比較した場合、1日3~4杯のコーヒーを飲む人では死亡率が24%低いとの結果が出ています。
また、コーヒーを飲めば飲むほどそのリスクが低くなるという統計が出ているようです。
ある研究によると、コーヒーを毎日飲む人たちの肺がんリスクは、ほとんど飲まない人たちの約半分であり、1日5杯以上飲む人たちではほとんど飲まない人たちと比較すると約4分の1になるという結果が出ているようです。
なぜコーヒーを飲むと肺がんのリスクが低くなるのかということは解明されていないようですが、実際に結果が出ているようなので飲まないよりは飲んだ方が良いですね。
他にも、コーヒーの摂取で肝臓がんのリスクが減少するという研究もあるようです。
コーヒーを飲むと脂肪が燃焼する!?

コーヒーを飲んでダイエットをする「コーヒーダイエット」というものがあります。
なぜコーヒーを飲むと痩せるのかというと、コーヒーには「クロロゲン酸」と呼ばれる成分が含まれています。
クロロゲン酸というとあまり馴染みがないですが、クロロゲン酸はポリフェノールの一種でコーヒーの香りや基になっている成分です。
ご存知の方も多いとおもいますが、ポリフェノールには強力な抗酸化作用があり脂肪を燃焼したり血液をサラサラにする効果があります。
さらにコーヒーにはカフェインが含まれており、カフェインにも脂肪を燃焼する効果があるといわれています。
このことから、コーヒーを飲むと脂肪を燃焼でき、ダイエットになるというわけです。
ただし、言うまでもなくコーヒー自体はほぼノーカロリーですが、砂糖やミルクを入れるとカロリーが高くなるのでコーヒーダイエットをしたい方はブラックで飲むようにした方が良いですね。
最後に
コーヒーにはほかにもいろいろな健康効果があるようなので、なるべく毎日飲むのがよさそうです。
ただし、コーヒーも飲みすぎるとカフェイン中毒になったり、覚醒しすぎて不眠症になったりということもあるようです。
飲んでも1日1~3杯くらいにするようにしましょう!
そういえば、コーヒーには脱臭や消臭効果もあるので抽出が終わったコーヒーのかすは脱臭剤としても使用されたりしているそうです!
コーヒーの力はスゴイですね!!