日本人はビールが好きでアルコール飲料の中でもビールが最も多く飲まれています。
最近では若者のビール離れが指摘されていますが、それでも”お酒といえばビール”という方が多いのではないでしょうか?
しかし、「ビールを飲むと太る」、「ビール腹になる」、「痛風になりやすくなる」等と、ビールを飲むことで太ったり身体に悪い影響があるからあまり飲まないようにしているという方もたくさんいると思います。
そこで、今回はビールを飲むとどのような効果や作用があるのかを調べてみました。
ビールを飲んでも太らない!?

一般的には、ビールを飲むと太ると言われていますが、本当にそうなのでしょうか?
まずはビールに含まれるカロリーですが、缶ビール(350ml)1本あたりのカロリーは約140kcalです。
これは、コンビニで売っているおにぎり1個とほぼ同じくらいのカロリーに相当します。
ちなみにコーラ(350ml)のカロリーは約157kcalくらいなので、コーラよりは少しだけカロリーが低いことになりますが高いことに変わりはありません。
しかし、ビールのカロリーは「エンプティーカロリー」という太らないカロリーなのです。
どういうことかというと、アルコールから摂取されたカロリーは体内で優先して消費されるので、体内に脂肪として蓄積されないのです。
アルコールで太らないのであれば、ビールはいくら飲んでも大丈夫
アルコールが太らないのであれば、ビールはいくら飲んでも太らないのでしょうか?
結論から言うと、ビールだけ飲んでも太りません。
「ビールダイエット」というダイエット法があるくらいで、ビールだけでは太らないのですが、普通ビールだけを飲む人というのはほとんどいないですよね。
ビールといえば、やっぱりおつまみが必要です。
そして、このおつまみが太る原因といわれています。
しかも、ビールに合うのは脂っこい揚げ物や高カロリーの食べ物ですよね。
つまり、「ビールで太る」といよりは、「ビールのおつまみで太る」というのが正しいようです。
ビールで美肌効果も!

あまり知られていませんが、ビールには美肌効果があると言われています。
なぜビールに美肌効果があるのかというと、ビールにはビタミンB群がたくさん含まれています。
ビタミンB群は肌を作るのに必要な成分で、皮膚の健康を維持するのに必要不可欠な成分です。
もしビタミンBが不足していると肌荒れの原因になります。
またビールにはミネラルも豊富に含まれているので、さらに美肌効果があると言われています。
ビールは健康に良い
ビールはダイエットに効果があり、美肌効果もあるるのはわかりましたが、身体には良いのでしょうか?
ビールには、炭水化物、ビタミンB群、ミネラル、タンパク質などの健康に必要な栄養素がバランス良く含まれています。
さらにビールには炭酸ガスと苦み成分のホップによる食欲増進効果や、抗酸化作用のあるポリフェノールによる若返り効果があります。
ポリフェノールといえばアルコールではワインにしか含まれていないと思っている方も多いかもしれませんが、ビールにはワインの次にポリフェノールが多く含まれています。
さらにビールを飲むと骨密度の減少が抑制され、骨粗しょう症の予防にも効果があるということが研究で分かっています。
他にもビールを飲むと善玉コレステロールが増えるので、結果として悪玉コレステロールが減少するといううれしい効果もあります。
ビールは1日1杯飲むと良い!?
1日1杯ビールを飲むのが健康の良いといわれています。
しかし、ビールはアルコール飲料なのでアルコールに耐性がない人や、アルコールが弱い人は控えた方が良いかもしれません。
なんでもそうですが、身体に良いからといって過剰な摂取はしないように注意しましょう!