乳癌

【乳がんと健康】北斗晶も発症した乳癌ってどんな病気!?

癌の脅威

日本人の2人の1人は癌を発症し、3人の1人が癌により死亡すると言われており、癌は日本人にとって極めて脅威となる恐ろしい病気です。

また、癌患者は年々増加しており今後も増加することが予想されています。

最近では多くの芸能人の方も癌を公表したり、癌で亡くなったりしていますが、先日乳癌の手術を受けた元女子プロレスラーの北斗晶さんが退院し、医師から「5年生存率は50%」と宣告されたことを公式に発表しました。

そこで、今回は乳癌について紹介していきたいと思います。

乳癌とは!?

乳癌はその名前のとおり乳房の乳腺組織に出来る癌で、30歳代から急激に増加していき比較的若い女性が発症することが多い病気です。

特に最近では、20代~30代で乳癌になる若い女性が増えてきているのが現状です。

日本人女性の16人に1人が乳癌を発症するという統計が出ており、欧米と比較すると少ないほうですがいずれにしもて女性にとって乳癌は恐ろしい病気なのです。

ちなみに、男性でも乳癌になることがあるそうですが、発症は非常にまれです。

乳癌の症状は!?

乳癌はほとんどの場合、痛みを伴わないのが特徴で乳房に痛みを伴う場合は乳腺症や乳腺炎が考えられます。

乳癌は5mm~1cmくらいの大きさになると自分で触れてもシコリが分かる程度で、大きくなると痛みを伴うこともあります。

2cm以上になるとほとんどの女性がシコリを自覚します。

また乳癌には悪性と良性があり、悪性の乳癌は40歳以上で多く発生することと言われており、シコリも硬いのが特徴です。

良性の乳癌はシコリが柔らかく、20歳~40歳くらいに多く発生します。

ただ、シコリの大きさや硬さだけで悪性か良性かという判断は難しいので、シコリを自覚した場合は信頼できる病院で医師の診察を受けるようにしましょう。

乳癌の原因は!?

近年乳癌になる女性が増加してきている背景には、食生活の欧米化や肥満が関係していると言われており、他にも遺伝や妊娠や出産歴が関連しているとも言われています。

また、乳癌の発生の要因には「エストロゲン」という女性ホルモンの一種が関与しており、このエストロゲンの分泌にさらされる多い時期が長く続くほど、その影響を受けてがん発生のリスクが高まることが分かっています。

欧米の女性に乳癌が多いのは、脂肪の多い食事を摂取することでホルモンバランスが崩れ乳癌リスクが高まるのです。

従って、昔ながらの質素な食生活をすることが乳癌の予防の1つになるということです。

乳癌の予防

乳癌を完全に予防することは不可能ですが、リスクを低下させることはできます。

乳癌を予防する方法としては、「日常的に運動をする」、「偏った食生活を避ける」、「ストレスを溜めない」等があります。

他にも女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするイソフラボンを多く含む大豆等の食品を積極的に摂取することでホルモンバランスを整えるというのも乳癌の予防となります。

最後に

乳癌は若年でも発生することもあり、見つかったときには進行が進んで手遅れになっていたということもあります。

乳癌の早期発見のためにも、乳房にシコリや異常を感じたり、30代を過ぎたころに定期的に超音波検査での検診や、医師の触診を受けたりと予防をすることが重要です。

また、ステージⅠ期~Ⅲ期の場合、乳ガンの治療には手術が必要になります。

乳癌の癌保険もあるので、余裕のある方は入っておくのも良いかもしれません。